読み取り領域を、指定しない。
「ラベルの位置が毎回ずれる」「品種が切り替わるたびに、設定をやり直している」
座標指定型の文字読み取りでは、読み取り枠(ROI)の設定そのものが運用コストの発生源でした。
VLMによるゼロショット抽出。読み取り枠を切らず、フォーマットの変更に「設定変更」で追従しない。ラベルが変わっても、読み方は変わりません。
文字認識および解釈エンジン/エッジGPU(NVIDIA Jetson)/産業用カメラ・スマートフォン両対応
外観検査は、工場全体を最適化するための「最初の一歩」にすぎません。ルールベース × CNN × VLM のハイブリッド構成が、現場のAIを「見る」から「解釈する」へ、「検知する」から「示唆する」へと引き上げます。
VLM(大規模視覚言語モデル)の実用化により、文脈を理解する機械が初めて製造現場に降りてきました。
エッジGPUの成熟により、外部ネットワークに一切繋がず、閉じた環境で最先端モデルを運用できるようになりました。
検査で得たデータを搬送・在庫・生産計画に接続する。工場を「AIが読める言語」に翻訳していきます。
従来のFA画像処理は、人間が正解をあらかじめ定義してやる世界でした。VLM(大規模視覚言語モデル)の実用化によって、初めて「文脈を理解する」機械が製造現場に降りてきた——これは従来技術の延長ではなく、断絶です。そして、この断絶の上に立って全体を設計できる企業は、まだ多くありません。
OCRは文字を「読む」技術です。我々が提供するのは、文字を「認識し、解釈する」技術です。梱包材に印字された複数の文字列のうち、どれが品番で、どれがロットで、どれが期限なのか——人間が無意識に行っているこの判断を、事前定義なしに機械が行う。これはOCRの改良ではなく、別の技術です。
それぞれ、現場から実際に伺う声と、従来技術の限界、そして今の技術で何がどう変わるのかを対で示します。
「ラベルの位置が毎回ずれる」「品種が切り替わるたびに、設定をやり直している」
座標指定型の文字読み取りでは、読み取り枠(ROI)の設定そのものが運用コストの発生源でした。
VLMによるゼロショット抽出。読み取り枠を切らず、フォーマットの変更に「設定変更」で追従しない。ラベルが変わっても、読み方は変わりません。
文字認識および解釈エンジン/エッジGPU(NVIDIA Jetson)/産業用カメラ・スマートフォン両対応
「セキュリティ上、外部ネットワークには絶対に出せない」
高度なAIはクラウドAPIが前提。工場のセキュリティ要件とは、原理的に両立しませんでした。
エッジGPU上で推論を完結させ、社内ネットワークに閉じたまま最先端モデルを運用する。オンプレミスであることが、性能の妥協を意味しない時代になりました。
エッジ推論/オンプレミス・ライセンス提供/閉域ネットワーク設計
「既存の撮像設備を捨てられない」「特定メーカーに縛られたくない」
カメラベンダーのエコシステムに閉じ込められ、ハードウェアとソフトウェアを分離できない構造でした。
多様な産業用カメラに対応。Windows前提のカメラをLinux環境で扱う独自技術により、既存の撮像資産を活かしたまま、AIだけを最新に載せ替えられます。
Linuxベース開発/マルチベンダー対応/PLC連携
「検査は自動化した。でも、その前後は相変わらず人手のまま」
画像処理ベンダーは、画像処理しか売らない。しかし工場は、繋がった一つの系です。
コンサルティングから光学設計・設備組み込み・PLC連携・上位システム接続までを一気通貫で設計。検査を入口に、搬送・在庫・生産計画までを同じデータ基盤に載せていきます。
全体設計コンサルティング/キーエンス画像処理事業部にて開発エンジニアとして従事した技術顧問が参画
在庫・生産・受発注・人員配置——現場のデータは散在し、AIが読める形になっていません。我々は検査から順に、工場をAIが読める言語に翻訳していきます。そして、この蓄積は複利で効きます。早く始めた工場ほど構造化データが積み上がり、AIが出せる示唆の質が上がっていく——数年後に開いている差は、後から一括投資では埋めにくいものになると考えられます。
※ 概念図。縦軸は「AIが読める形に構造化された現場データの蓄積量」のイメージであり、特定の数値を示すものではありません。
現場に最初のカメラとAIが入る。ここで初めて、「良否」がデータになる。
現在の主戦場検査で得たデータを、搬送・在庫・受発注に接続する。文字認識および解釈による入荷検品はここに位置する。倉庫と生産が、同じ言語を話し始める。
可視化で止まらない。蓄積された構造化データをAIエージェントが読み、シフト案・発注案・生産計画案を「提案」する。管理者の第六感を、再現可能なものにする。
工場という単位を超えて、供給網全体を一つの系として最適化する。
我々が外観検査から始めるのは、それが簡単だからではありません。工場の中で、最も価値が高く、最も早くデータになる場所だからです。
機器の単品販売でも、アルゴリズムの単品提供でもありません。コンサルティングからシステム全体の設計・導入までを一気通貫で担う——それが我々の立ち位置です。
梱包材印字の文字認識および解釈による、入荷検品の自動化
パネル表面の微細キズ検出
調味料の識別・判定システム
表面欠陥の検出
営業コストではなく、技術開発に資源を集中しています。テレアポによる直接販売は行わず、大手FAメーカー・技術商社・地域の装置メーカーとの協業によって、案件が自律的に流入する仕組みを構築しています。素材から食品まで、大手企業と中堅・中小企業の双方に導入を進めており、「大企業でなければ導入できない」という前提を、我々は共有していません。
実際の対象物と撮像条件を確認し、この段階で「できる/できない」を明言します。
小規模領域で効果を定量化。可視化ではなく「示唆」まで到達するかを検証します。
光学設計、設備組み込み、PLC・上位システム連携までを一貫して実施します。
成功した領域を、他ライン・他拠点へ展開していきます。
できないと判断された理由の多くは、「その時点の技術では無理だった」というだけのことです。2年前の常識は、もう常識ではありません。実際の対象物と撮像条件を確認したうえで、「できる/できない」を早い段階で明言します。